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梅酒を20年放置したら飲める?古いほど価値が上がる珍しいお酒の話

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実家の床下から、両親が漬けたという梅酒が出てきた

実家の床下収納を整理していたら、大きなガラス瓶が出てきた。中に梅の実が沈んでいて、液体は黒っぽい琥珀色。両親に聞いたら、20年くらい前に漬けたやつだと言われた。すっかり忘れていたらしい。

20年放置した梅酒。普通の食べ物なら確実にアウトな年数。でも梅酒に関しては話が違った。むしろ20年物は珍重される、という世界があった。古いほど価値が下がる食品が多い中で、梅酒は逆。時間が味方になるお酒だった。

アルコール度数が高ければ20年でも飲める

アルコール度数が高い梅酒20度以上は正しく保存すれば10年以上もつとされ20年前に漬けた梅酒でも飲めるケースは珍しくない。飲めるかどうかの判断ポイントは色・香り・濁り・味の4つ。

20年前の梅酒が飲める、というのは珍しい話ではない。鍵はアルコール度数。度数が高いほど雑菌が繁殖できないから、長期保存できる。焼酎ベースで漬けた梅酒は度数が高いから、20年でも問題ないことが多い。

梅酒の古酒はある。元梅農家だが20年物とか古くてもカビが発生したりカビで濁って無ければ飲める。焼酎で漬けたものなら大丈夫。昭和の梅酒もある。味は多少変わっているかもしれない。

昭和に漬けた梅酒を今も持っている家がある。焼酎ベースなら、何十年経っても飲める。梅農家の人が言うんだから間違いない。家庭の床下や戸棚に眠っている古い梅酒は、捨てる前に状態を確認する価値がある。

古いほどおいしくなるという熟成の世界

30年モノの梅酒を作る猛者もいる。そのためにはしっかりした環境で保存することが重要。熟成した梅酒を味わいたければ保存にも気を配る。

30年物を目指して漬ける人がいる。梅酒は寝かせるほど角が取れて、まろやかになる。漬けたての梅酒はアルコールの刺激が強くてシャープだけど、年を重ねると丸くなって深いコクが出る。ウイスキーやワインの熟成と同じで、時間が味を作る。昆布が古いほど旨くなる話と似ていて、寝かせることが価値になる食品。

夏に子供が生まれるから6月に梅酒を漬けて子供が二十歳になったらお祝いに一緒に飲みたい。これは親になる人なら一回は夢見ること。

子どもが生まれた年に梅酒を漬けて、20歳になったら一緒に飲む。この記念梅酒の文化があるのは、梅酒が20年もつからこそ。生まれた年の梅酒を成人の日に開ける、というロマンが成立する。20年放置は失敗ではなく、むしろ理想的な熟成期間だったりする。

梅の実は1年で取り出すべきという話

長期保存するなら、ひとつ注意点がある。梅の実の扱い。

実を入れっぱなしにする人も多いが長期保存する際は実が崩れて種の苦味が移ってしまうことがあるので1年から1年半頃には取り出すと良い。

梅の実を入れっぱなしにすると、実が崩れて種の苦味が液体に移る。長く漬けるなら1年から1年半で実を取り出すのが理想。20年前に漬けて実が入りっぱなしの梅酒は、エキスが抜けた梅が逆に味に影響している可能性がある。

エキスが逆に梅に戻っているから味は如何でしょうか。問題は付けた時何度の焼酎を使用したか。35度以上だと雑菌の不安は少ない。一度試飲して賞味すること。

長期間入れっぱなしだと、せっかく液体に出たエキスが梅の実に戻ってしまうことがある。それでも飲めなくはないけど、味は変わる。気になるなら、コーヒーのペーパーフィルターで濾過すれば澄んだ梅酒になる。

飲めない梅酒のサインを知っておく

20年もつとはいえ、全部が無事とは限らない。

飲めるかどうかの判断ポイントは色・香り・濁り・味の4つ。五感を使った状態確認が重要。これから紹介する5つのポイントをチェックすれば安全性を高い精度で見極められる。

カビが浮いている、濁ってドロドロしている、変なにおいがする、明らかに腐敗臭がする。これらが出ていたら飲まない。黒っぽくなっているのは熟成の証で問題ないけど、カビや濁りは別。ガラス瓶ではなくプラスチック容器で保存していた場合は、空気が通って劣化が進んでいる可能性があるから特に注意して確認する。

この話が会話のタネになる理由

梅酒を漬けたことがある家庭は多い。実家に古い梅酒が眠っている人も少なくない。

20年放置がむしろ価値になるという逆転

食べ物は古いと捨てる話ばかりなのに、梅酒は20年放置がむしろ価値になる、という逆転が面白い。え、20年前のお酒飲めるの、という反応が来る。アルコール度数が高いと雑菌が繁殖できないから長期保存できる、という仕組みを説明すると、なるほど、となる。昆布が古いほど旨くなる話や、賞味期限切れ食品の話と並べると、時間が価値を生むものと奪うものの違いが見えてくる。

記念梅酒のロマンが話を広げる

子どもが生まれた年に漬けて20歳で一緒に飲む記念梅酒の話は、聞いた人の心に残る。自分も漬けてみようかな、という気持ちになる人もいる。実家に古い梅酒があるという人がいれば、それいつのやつ、という話で盛り上がる。食べ物の話から家族の思い出や、時間をかけて何かを育てることの話に広がっていく。雑談が人生の話に深まる展開になる。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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