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水筒の麦茶は何日持つ?10時間で菌3倍という衝撃と持ち歩きの注意点

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水筒に入れた麦茶を翌日も飲んでいた夏

夏場、水筒に麦茶を入れて持ち歩いていた。仕事や外出に便利で、毎日使っていた。問題は、飲みきれなかった分。翌朝、前日の麦茶が少し残っている水筒に、新しい麦茶を継ぎ足して持っていく、ということをやっていた。なんとなく、お茶だし大丈夫だろう、という感覚で。

でも調べたら、水筒の麦茶は冷蔵庫の麦茶より格段に危ない、という話が出てきた。しかも麦茶は飲み物の中でも特に菌が増えやすい部類だった。継ぎ足しという習慣が、菌を育てていた可能性がある。

口をつけて飲むと10時間で菌が3倍に増える

水筒やペットボトルに口をつけて飲んだりストローで飲んだりすると口腔内の雑菌が飲料内に逆流する。雑菌は20から40度くらいの温度を好むので梅雨から夏の時期に口をつけた飲料を常温で保管すると雑菌が増殖する恐れがある。食品微生物センターが調査したところペットボトル飲料の麦茶に口をつけて飲んだあと30度の環境で保管したところ10時間で雑菌が約3倍に増えていた。

10時間で3倍。直飲みすると、口の中の菌が飲み物の中に入る。その菌が、夏の常温で一気に増える。朝に口をつけて飲んだ水筒を、夕方まで持ち歩いて飲んでいたら、菌が3倍に増えた状態で飲んでいることになる。水筒の麦茶が冷蔵庫の麦茶より危ないのは、持ち歩く間に温度が上がるから。

注意が必要なのが麦茶。麦茶には炭水化物などの栄養素が含まれるため比較的雑菌が増えやすい傾向がある。オレンジジュースやスポーツドリンクは麦茶に比べて雑菌の増殖が抑えられる傾向があった。これは酸性度が高いためだと考えられる。

意外なことに、麦茶はスポーツドリンクやオレンジジュースより菌が増えやすい。酸性度が高い飲み物は菌の増殖を抑えるけど、麦茶は酸性度が低くてでんぷんが多いから、菌が増えやすい。健康的なイメージの麦茶が、衛生面ではむしろ注意が必要、という逆転がある。

37度で48時間放置すると菌が160万倍になる

東京都が水出し茶及び煮出し茶について保存温度別37度、20度、10度で一般細菌数検査を行ったところ保存するときの温度が高く保存する時間が長いほど一般細菌数が増えることが分かった。10度で48時間保存した場合はほとんど増えなかったが37度で48時間保存した場合作成直後の160万倍のコロニーが確認された。

160万倍。これは公的機関の実験結果。10度の冷蔵庫ならほとんど増えないのに、37度という体温に近い温度だと、爆発的に増える。水筒を炎天下のカバンに入れて持ち歩くと、中の温度がこれに近づく。冷蔵庫保管と常温持ち歩きでは、菌の増え方が桁違い。

水筒で麦茶を安全に持ち歩く3つのコツ

持ち歩き自体がダメなわけじゃない。やり方を変えれば安全に持ち歩ける。

保冷して冷たいまま保つ

菌が増えやすい温度はだいたい20度から40度ほど。特に人間の体温に近い30度から40度は要注意。人間が心地いいと感じる温度は菌にとっても心地いいとイメージするといい。

保冷機能のある水筒を使って、冷たい状態を保つ。氷を入れておくと、中の温度が上がりにくい。20度を超えない状態をキープできれば、菌の増殖は大幅に抑えられる。ぬるくなった麦茶が一番危ない。冷たさを保つことが、持ち歩きの安全性を決める。

直飲みを避けてコップに移す

飲料をつくった後は必ず冷蔵庫で保存し保存容器には口をつけずコップ等に入れて短期間で飲みきる。

水筒に直接口をつけずに、コップに移して飲む。これで口の中の菌が水筒に入るのを防げる。子ども用のストロー水筒や直飲み水筒は、構造上どうしても口の菌が入りやすい。可能ならコップ型に移すか、その日のうちに飲みきる。

継ぎ足さず、毎回洗って入れ替える

継ぎ足しが一番ダメ。前日の麦茶が残った水筒に新しいものを足すと、前日の菌がそのまま残って、新しい麦茶の中で増える。毎回水筒を洗剤でしっかり洗って、乾かしてから新しい麦茶を入れる。パッキンの溝に菌が残りやすいから、分解して洗うのが理想。継ぎ足し習慣をやめるだけで、菌のリスクが大きく下がる。

飲んではいけないサインを知っておく

麦茶を作ったら2から3日を目安にできるだけ早く飲み切るようにする。麦茶に含まれるでんぷんは細菌の栄養源のため自宅で作る麦茶は長期的な保存に向いていない。

冷蔵庫でも2〜3日。水筒の持ち歩きならその日のうち。ぬめり、酸っぱいにおい、糸を引く感じが出たら飲まない。水筒の中は見えにくいから、においで判断する。少しでも変だと感じたら捨てる。

この話が会話のタネになる理由

夏に水筒を持ち歩く人は多い。特に子どものいる家庭では麦茶の水筒が定番。

10時間で菌3倍という数字のインパクト

水筒の麦茶って口つけて飲むと10時間で菌が3倍になるらしいよ、という話を出すと、え、そんなに、という反応になる。麦茶がスポーツドリンクより菌が増えやすい、という意外な事実を加えると、健康的なイメージが覆る。沸かしたお茶や水出し麦茶の記事と並べると、麦茶の保存と持ち歩きの知識が一通り揃う。

継ぎ足しのあるあるが行動を変える

水筒に前日の麦茶を継ぎ足してる、という人はかなり多い。それが菌を育てる行為だと知ると、次から洗うようになる。子育て中の人には特に実用的で、子どもの水分補給に直結する話。スポーツドリンクのほうが菌が増えにくいという話も、夏の持ち歩きの選択肢として役立つ。麦茶という身近な飲み物の話から、夏の衛生管理の知識に広がって、その日から行動が変わる会話になる。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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