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なめこの効果が地味にすごい!ぬめりの正体と味噌汁だけじゃない使い方

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なめこって地味な食材だと思ってた話

味噌汁に入れる茶色いぬるぬるしたやつ。それ以上の印象が長い間なかった。特別な効果があるとか、積極的に食べる理由があるとか、そういう話を誰かからも聞いたことがなかった。

ある日、腸内環境を気にして食べるものを見直していたとき、なめこがリストに出てきた。え、なめこ?と思って調べたら、あのぬめりが思っていた以上に働き者だった。地味だと思っていたものが、実は縁の下の力持ちだったパターン。

ぬめりの正体はムチンではなくペクチン、という話

長い間なめこのぬめりはムチンという成分だと言われてきた。でも研究が進んで、正確にはペクチンが主成分だということがわかってきた。

なめこは日本原産の茶褐色の傘を持つキノコで、全体がぬるぬるとした粘質に覆われているのが特徴。この独特のぬめりの主成分であるペクチンには、コレステロールや糖類の吸収を抑制する働きがある。また腸内環境を整える作用もあり、便秘や下痢予防にも働く。

なめこのぬめりの成分はこれまでムチンと呼ばれていたが、動植物の粘性物質をムチンと呼ぶのは正確でなく、正しくはペクチンなどの粘性多糖体。他の栽培きのこ類では見られない高い栄養機能を有している。

ムチンと言い続けてきた情報が世間に出回っているけど、より正確にはペクチン。細かい話だけど、正確な情報として渡せると雑学としての信頼度が上がる。

食物繊維が腸をきれいにするという話

なめこのぬめり成分には血糖値の急な上昇を防ぐ効果やコレステロール値を下げる働きがあり、生活習慣病の予防にも効果が期待できる。

血糖値の急上昇を防ぐ、というのはダイエットや糖尿病予防に関心がある人には刺さる話。食後の血糖スパイクが気になる人が増えている中で、ぬるぬるした食材がその緩衝材になる。オクラや山芋と同じ仕組みで、ぬめりが腸内で糖の吸収スピードを落とす。

なめこ100gのカロリーが13kcalという数字

低カロリー食材として見ると、なめこはかなり上位に来る。

ビタミンB群がまとまって入っている

なめこにはビタミンB群やカリウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維などを多く含んでいる。

ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を助ける。エネルギーを作る工程に関わるビタミンで、不足すると疲れやすくなる。なめこ100gで13kcalしかないのに、代謝を助ける成分がまとまって入っている。コスパという観点で見ると、相当優秀な食材。

なめこが日本以外でほぼ食べられていない不思議

なめこは日本原産のキノコで、中国や台湾などでも見られるが、食用とされているのは日本だけ。

これ、知らなかった人が多い話。なめこを食べているのは日本だけ。世界にキノコの種類は無数にあるのに、なめこを食文化に取り込んだのは日本人だけという事実。なぜ他の国では食べないのか、というのが明確にわかっていない部分もある。あのぬめりが受け入れられにくいのかもしれない。

なめこという名前の由来が滑らっ子だった話

なめこという名前の由来は、ぬめぬめした姿の通り滑らっ子と呼ばれていたことからきているようだ。日本では古くから天然ものが食べられており、栽培が始まったのは大正時代になってからだった。

滑らっ子がなめこになった。そのまますぎて笑える。でも考えてみると、あのぬめぬめした見た目をそのまま名前にしたのは、ある意味正直な命名。

天然のなめこの旬は9月から11月。山に行けば今でもブナやナラの枯れ木に群生しているのを見られる。でも今スーパーで売っているほぼ全部が人工栽培で、一年中手に入る。100円台で買える袋なめこが、天然物と同じ成分を持っている、ということでもある。

味噌汁との相性が化学的に正しい話

なめこの味噌汁、なんかほっとする。あれ、感覚だけじゃなくて理由がある。

なめこに含まれるグルタミン酸という旨み成分と、味噌や出汁に含まれるイノシン酸の組み合わせで旨みの相乗効果が起きる。グルタミン酸とイノシン酸が合わさると旨みが最大7〜8倍になる、という話はうま味研究で確認されている。なめこ味噌汁がうまいのは、旨み成分の合わさりが化学的に理にかなっているから。感覚的に美味しいと感じていたものに理由があった、という気持ちよさがある。

なめこを食べながらする会話のタネとして使える話

なめこって身近なのに、ちゃんと知っている人が少ない食材。全員が食べたことあるのに、名前の由来も、どこの国の食材かも、ぬめりの成分が何かも知らないまま食べている。この構造が雑学として強い。

なめこを食べているのは日本だけ、というインパクト

味噌汁にさらっとなめこが入っているとき、実はこれ日本人しか食べてないらしいよ、という一言で場が動く。え、そうなの?という反応が来て、そこからなぜ他の国で食べないのかという話、なめこの名前の由来の話、ぬめりの成分の話へ続いていく。

どの話も難しくなくて、でも知らなかったという反応が返ってきやすい。しかもその日の食卓に出ているものの話だから、全員がその瞬間に当事者として聞ける。食べながらする話として、テンポがいい。

好きか嫌いかが分かれるぬめりという食感

あのぬめりが苦手な人は一定数いる。オクラが嫌い、山芋が嫌い、という人と傾向が重なる。ぬめり嫌いかぬめり好きかで話が分かれる。

ぬめりが苦手な人に、そのぬめりが腸にいいんだよという話を渡すと、じゃあ頑張って食べるか…という反応になることがある。嫌いという感情と、体にいいという知識がぶつかって、どうするか悩む瞬間。その悩み方がその人らしさを出す。食べ物の話が人の価値観を引き出すのは、こういうときだと思う。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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