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落とした商品を棚に戻すのはアリ?スーパーで知らずにやってた迷惑行為の話

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やっちゃってた、という話からする

スーパーで買い物中に商品を落とす。拾う。棚に戻す。これ、普通にやってた。特に考えずに。落としたら拾う、拾ったら戻す、当然の流れだと思ってた。

でもある日、一緒に買い物していた友人にそれ戻さないほうがいいよ、と言われた。え、なんで?という顔をしたら、店員さんに言ったほうがいいらしいよ、と。その瞬間から急に、何十年もの自分の行動が正しかったのかどうかわからなくなった。

落とした商品を戻していい場合と、戻さないほうがいい場合がある

常温で売られているお菓子やレトルト食品を落として、外装に問題がなければ元の棚に戻して問題ない。これはセーフ。問題になるのは冷蔵品や冷凍品、生鮮食品を落としたとき。

冷蔵品は落として数分でも常温にさらされると、管理上の問題が発生する。店としては品質管理のルールがあって、一定時間常温に置かれた冷蔵品はそのまま廃棄になるケースがある。お客が良かれと思って戻した豆腐が、その後廃棄になる。落として戻した本人は全く知らないまま。

戻さず放置した場合、器物損壊罪になりえるという話

もっと問題になるのが、落とした商品を別の棚に置いてそのまま立ち去るパターン。わざとやっている人もいるし、面倒で適当な場所に置く人もいる。

弁護士の見解では、生鮮食料品を腐敗させたり冷凍食品を解かしてしまったりした場合は、商品の効用を害する行為として器物損壊罪が成立するとされている。犯罪になりえる、ということ。ただ面倒くさかっただけなのに、刑法の話になってくる。

お菓子の棚の後ろからアイスが溶けた状態で発見された、衣料品の下で腐った肉が発見されたという実例がSNSで複数報告されていて、どちらの商品も廃棄になっている。その損失は店が丸かぶりする。

正解はシンプルで、店員に声をかけること

落としたとき、どうするのが一番いいか。答えはひとつで、近くの店員に声をかけて渡す。それだけ。

自分で判断して戻すと、常温に何分置かれていたかの情報が店側に伝わらない。店員に渡せば、状態を確認して適切な判断ができる。渡したほうが店にとってもありがたい、という話。

ただ、これを知らずに何十年も落としたら戻す、をやってきた人は多い。知らなかった、ということ自体が、誰かと話すときのネタになる。

親切心でやった行為が逆効果になるパターン

売り場で別の棚に置かれた商品を見つけて、元の場所に戻してあげようとした経験がある人もいると思う。いい人だと思う。でも冷蔵品が常温の棚に置かれていた場合、元の冷蔵ケースに戻すと、いつから常温に置かれていたのかがわからなくなる。

いつから常温に置かれていたかが不明な商品を冷蔵ケースに戻した場合、品質管理の観点で問題が生じる。知らない人が購入して、体調を崩す可能性も出てくる。放置された商品を見つけたときも、店員に声をかけるほうが確実で安全。親切のつもりが二次被害になる、ということが起きうる。

スーパーの棚の話が会話で使える理由

スーパーに行かない人はほぼいない。週に何度も行く人もいる。その空間で起きている、知らなかった話は全員が当事者になれる。

あるある話として出しやすい鉄板の入り口

スーパーで商品落としたら棚に戻してた?という質問、答えやすい。やってた、という人が大半で、そこにそれ実は戻さないほうがいいらしいよ、という情報を渡す。

え、じゃあどうすればいいの?という流れになって、店員に渡すのが正解らしい、という話になる。知らなかった、と言われたら情報を渡せた感覚がある。知ってたと言われたら、えそうなんだ詳しいね、と続けられる。どちらに転んでも会話が続く。

冷蔵品を常温の棚に置いた場合に廃棄になるという話の重さ

スーパーで冷蔵品が常温の棚に置かれて廃棄になった話をSNSに投稿した店員がいて、万引きと変わらないという声が多く集まった。廃棄させているので器物損壊ではないかという意見も出た。

悪意があったわけじゃない人が大半のはず。面倒だった、遠かった、そっちに近かった、という理由で別の棚に置いた。でも結果的に商品が廃棄になって損失が発生した。意図と結果が一致しないこの構造が、話題として引っかかりを生む。

誰かに話すとき、実は犯罪になりえるらしいよ、という一言は相手の目を変える。え、マジで?という反応になって、そこから食品ロスの話や、スーパーで働いた経験のある人なら現場の話が出てくる。働いたことがある人は必ずといっていいほど売り場の迷惑客エピソードを持っていて、その体験談が止まらなくなることが多い。

常温に戻していい商品とそうでない商品の判断基準

外装が破損していなくて常温で販売されている商品は、落としたあとに元の棚に戻しても問題ない。缶詰、袋菓子、レトルト食品、ペットボトル飲料などがこれにあたる。

冷蔵ケースから取り出したもの、冷凍食品、生鮮食品、総菜などは落としたら店員に渡す。外装が破損していたら、商品の種類に関わらず店員に渡す。この二段階の判断を持っておくだけで、スーパーでの行動が変わる。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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