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ネギの食べすぎで体臭がきつくなる?アリシンが血液に乗って汗から出てくる話

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鍋の翌朝、自分の息がネギ臭かった話

冬の鍋、ネギをどっさり入れて食べた。うまかった。翌朝起きて、自分の口のにおいをなんとなく確かめたら、まだネギだった。歯は磨いた。うがいもした。それでも消えていない。

口の中の問題じゃないのか、と思ったのがそのとき。後から調べて、あの臭いは口ではなく血液から来ていたと知った。なにそれ、という話で、知ってから少し怖くなった。

アリシンという成分が血液に溶け込んで全身を回る

ネギの臭いのもとになるのはアリシン、硫化アリルという成分で、ネギだけでなく玉ねぎやニラ、にんにくなど同じユリ科の植物に多く含まれている。アリシンは血液に混じって体内をめぐるため、汗や呼気にもニオイが含まれてしまう。

消化の過程でアリシンが分解されて、一部が血液に吸収される。血液は全身を流れるから、アリシンも全身に届く。肺を通るときに呼気として出てくる。汗腺を通るときに汗として出てくる。口をいくら磨いても、血液の中を漂っているアリシンには届かない。翌朝になっても臭いが消えなかったのは、そういう仕組みだった。

翌日まで残ることがある、という話

ネギは主にアリシンが臭いの原因となり、ニンニクはアリルメチルスルフィドが臭いの原因となる。これらの成分は体内で分解され呼吸や汗とともに体外へ排出されやすく、口臭だけでなく翌日まで臭いが残ることがある。強さで言えばニンニクのほうが成分が持続しやすく特に翌日まで口臭や体臭として現れやすい。

ネギはにんにくよりマシだけど、それでも翌日まで残ることがある。大事な面接の前日にネギ鍋は控えたほうがいい、という話は理由がちゃんとある。感覚ではなく、アリシンが血液から排出されるのに時間がかかるという仕組みの話。

加熱するとアリシンは減る、という知識が使える

生ネギと加熱したネギで、臭いの残り方がまったく違う。

なぜ焼きネギは生ネギほど臭わないのか

玉ねぎや長ネギの臭いの原因である硫化プロピルは加熱によって成分が少なくなる。加熱した玉ねぎや長ネギの臭いが気にならないのはそのため。

焼き鳥の長ネギ、鍋の煮えたネギ、炒飯のネギ。火を通したネギはそれほど臭わない。生の薬味ネギとは別物。料理屋で白髪ネギを生のまま乗せた刺身を食べた後と、ネギ焼きを食べた後では、翌日の体臭が変わる。どちらがいいかは明らか。知っていると生活の中で選択できる。

おならも臭くなるという話

硫化アリルは体内で硫化水素を発生させることがあり、たくさん摂取すると発生する硫化水素の量が増えおならが臭くなると言われている。

硫化水素はあの腐った卵のような臭いの正体で、硫黄系の成分が腸内で発酵するときに出る。ネギを大量に食べたあとのおなら、経験がある人はわかると思う。体のいろんな出口から硫黄系の臭いが出てくる、というのがアリシン過剰摂取の正直な結果。

体臭を消すために食べるといいもの、3種類

ネギを食べてしまったあと、臭いを軽減できる食材がある。

りんご、緑茶、牛乳の順番と理由

臭いの中和作用がある食品としてリンゴ、緑茶、牛乳がある。リンゴは食後すぐに最低4分の1程度を食べることで効果がある。リンゴのポリフェノールや酵素がアリシンの臭い消しとして働いてくれる。

りんごが一番即効性があると言われている。ポリフェノールがアリシンと結合して臭いを和らげる働きがある。食後すぐに食べるのが条件で、時間が経つと血液に溶け込んでしまって間に合わない。食べながら一緒に食べるくらいのタイミングが理想。

牛乳に含まれるたんぱく質が硫化アリルと結びついて臭いを抑えてくれる。食前に牛乳を飲むことで胃の中でアリシンを包み込む効果がある。

牛乳は食前が効果的。飲み会前やネギ料理を食べることがわかっているタイミングで先に飲んでおく。食後に飲んでも意味がないわけではないけど、効果は下がる。緑茶はカテキンがアリシンを中和する働きがある。食後の緑茶という習慣は、理にかなっている。

ネギの体臭の話が会話で使えるシーン

鍋を囲んでいるとき、焼き鳥を食べているとき、ラーメンにネギを入れているとき。ネギが出てくる場面はかなり多い。

薬味ネギを大量に乗せる人への情報として渡せる

冷奴やそうめんに薬味ネギをどっさり乗せる人がいる。あれ、生ネギだから加熱した場合より臭いが残りやすいよ、という話を伝えると、知らなかった、という反応が来ることが多い。臭いが出る仕組みまで話せると、単なる指摘ではなく情報の共有になる。

歯を磨いても消えない理由の話がインパクトになる

ネギ食べたあとに歯磨きして、それでも臭いが残った経験がある人は多い。そこに、アリシンは血液から来ているから口を磨いても意味がない、という話を渡すと、あ、そういうことか、という顔になる。問題が口ではなく血液にある、という視点の転換が面白い。

りんごを食後すぐに食べると中和できるという話も続けて渡すと、怖い話で終わらずに解決策がセットでついてくる。食事の席で使えて、その日から行動が変わる話。こういう知識は記憶に残りやすい。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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