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煮干しの食べすぎは痛風になる?おやつ感覚でつまんでいた人が知るべき話

だし用の煮干しをそのまま食べていた。料理で使う煮干しが残って、なんとなくつまんでみたら止まらなくなった、という経験がある人は意外と多い。あの独特の旨み、噛むほどに出てくる塩気、小腹が空いたときにちょうどいい。気づいたら袋を空にしていた、という話をSNSでも見かける。

おやつ代わりに食べていた人、ダイエット中のタンパク質補給にしていた人、子どものおやつにしていた人。いずれもある日知って、ちょっと引く話がある。煮干しのプリン体量、かなり多い。

プリン体含有量が100gあたり746mgという現実

数字を見ると驚く。煮干し100gあたりのプリン体は746.1mg。1日の推奨上限が400mgだから、100g食べたらその倍近いプリン体を一気に摂ることになる。

煮干しって軽いから、100gがどのくらいかわかりにくい。小袋1つで40〜50g入っているものが多い。2袋でほぼ上限を突破する。おやつ感覚でつまんでいた人にとっては、想定外の数字だと思う。

煮干しのプリン体含有量は100グラム中746.1mgと、高プリン体食品に分類される。また塩分は100グラム中4.3gほど含まれており、乾燥させることで栄養素と同時に塩分も凝縮されている。

プリン体が体内でどうなるかを知ると怖くなる

プリン体は分解されると尿酸になる。尿酸が血液に溶けきれなくなると結晶化して体内に蓄積される。それが関節に溜まって炎症を起こした状態が痛風で、足の親指の付け根に激痛が走ることで知られている。

塩分が多くなおかつプリン体が多いことから、高血圧が気になる人は食べすぎることで尿管結石や痛風を引き起こす可能性がある。尿酸の素になるプリン体は、痛風持ちの人には大きな敵になりかねない。

痛風を経験した人の話を聞くと、あの痛みは想像を絶すると言う。風が当たるだけで痛いという意味で痛風という名前がついているという話もある。煮干しをつまんでいた習慣が、その引き金になりえる。

目次

でも煮干しはタンパク質の塊で、骨にも効く話

怖い話ばかり書いたけど、適量の範囲なら煮干しは本当に栄養密度が高い食品で、捨てたものじゃない。

タンパク質が全体の69%を占めている

煮干しの69%はたんぱく質で、その他にカルシウム、鉄、マグネシウム、ミネラル、タウリンなど栄養素が非常に豊富に含まれている。

タンパク質含有率69%って、かなりの数字。プロテインバーと張り合えるレベル。しかも動物性タンパク質で吸収率も高い。ダイエット中のおやつ候補として見ると、カロリーも低くて糖質もほぼゼロで、普通に優秀な食べ物ではある。プリン体さえ気をつければ、という条件つきで。

カルシウムの吸収を助けるビタミンDも同時に入っている

骨粗しょう症の予防を気にしている人に刺さる話がある。煮干しはカルシウムが豊富で、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンDも一緒に含まれている。カルシウムだけ摂っても吸収されにくい、という食品が多い中で、煮干しはセットで入っている。

骨に効く食材を探している人に、煮干しがそのまま候補になる。プリン体を気にしなくていい人なら、むしろ積極的に食べる理由がある食品。

だしとして使ったあとの煮干しのプリン体はどうなるか

ここ、けっこう知らない人が多い。だし用に使ったあとの煮干し、食べても大丈夫かという話。

煮出したあとはプリン体がだし汁に溶け出している

プリン体は水溶性で、煮出すと水に溶け出す性質がある。だしを取ったあとの煮干しは、プリン体がかなり抜けている。だからだしがらの煮干しを食べるのは、生の煮干しを食べるよりプリン体のリスクが下がる。

逆に怖いのがだし汁のほう。プリン体が溶け込んでいるから、煮干しだしのスープを大量に飲むと、煮干しを食べるのと似た状況になる。煮干しだしを使ったラーメンのスープを全部飲む習慣がある人は、その点を意識したほうがいい。ラーメンのスープを残すのはもったいない気がするけど、尿酸値が高めの人には合理的な選択になる。

かつお節も同じくプリン体が多い、という話のセット

煮干し、かつお節は100gあたり300mg以上の極めてプリン体が多い食品に分類される。ただし出汁に使ったり少量をかけたりする程度であれば、一般的に100gを口にする機会はない。

冷奴にかつお節をたっぷりかける、という食べ方をしている人も、一度量を意識してみる価値がある。大さじ1杯のかつお節がどのくらいの重さか、計ってみると意外な数字が出る場合がある。

適量ってどのくらいかという話

怖い話とセットで、じゃあどのくらいなら安全かを伝えると話が着地する。

1日10〜15g、小さな袋の半分くらいが目安

煮干しを間食として食べるなら、1日10〜15g程度を目安にする人が多い。この量であれば、プリン体の摂取量を1日の上限内に収めやすい。他の食事でプリン体を摂ることも考えると、煮干しだけで上限を使い切らないほうがいい。

塩分が気になる人は無塩の煮干しを選ぶと、塩分の問題だけ切り離せる。プリン体は減らせないけど、塩分は選択でコントロールできる。

この話、誰かとおやつを食べながら使える

煮干しを食べたことがない人はほぼいない。おつまみ、おやつ、だし。何らかの形で関わっている食品で、全員が当事者になれる話題。

健康にいいと思ってたものが実は、という構造がいつも刺さる

煮干しって体にいいイメージがある。小魚、カルシウム、タンパク質。だからおやつに選んでいた人が多い。その人たちに、プリン体が100gあたり746mgあって食べすぎると痛風になる可能性がある、という話を渡すと、え本当に?という反応になる。

ただ、怖がらせっぱなしで終わると話が重くなる。だしがらの煮干しはプリン体が抜けているから食べていい、適量なら優秀な食品だ、という情報をセットにすると、話がちゃんと着地する。怖さと安心をワンセットで渡す構造は、食べ物雑学の中で一番使いやすい形。

痛風って本当に痛いの?という話に広がる

煮干しのプリン体から痛風の話になると、周りに痛風経験者がいる人の体験談が出てくることがある。痛風は男性に多く、40代以降に発症しやすい。身近な人が経験していると、その話が一気にリアルになる。

風が当たるだけで痛いという名前の由来、足の親指が真っ赤に腫れる話、痛みのピークが夜中に来るという話。これを知っていると、プリン体の話がただの栄養の話から、体験談として動き出す。食べ物の話から始まって、誰かの体の記憶に触れる展開、雑談として一番深く残るパターンだと思う。

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この記事を書いた人

会話のタネ編集部
日常のちょっと話したい、でも何を話せばを解決するために生まれた編集チーム。
人間観察が好きで、感情をそのままぶつけるのではなく、エンタメとして包んで伝える時代のコミュニケーション雑談のコツや話題の見つけ方を研究しています。
読んだその日から使える軽やかな会話術をお届けします。

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