コンビニのアイスをもらったけど、外に出るのが面倒だった夜
LINEでギフトが届いた。コンビニで使えるアイスのバーコード。数百円のもの。うれしいんだけど、その日は家から出る用事がなくて、わざわざアイスのためにコンビニまで行くのが億劫だった。有効期限は今日まで。
このまま受け取らなかったら、相手にバレるんだろうか。バレたら気まずい。無視したと思われたくない。でも面倒。この葛藤、けっこう多くの人が経験していると思う。
未受け取りの状態は相手に表示される
LINEギフトを受け取らなかった場合、相手にはまだ受け取っていませんという状態が表示されることがある。特に配送ギフトでは住所未入力が分かるので相手は受け取っていないなと気づきやすい。
バレる。少なくとも、受け取っていないという事実は相手にわかる。特に配送ギフトは、受け取る側が住所を入力しないと発送されない仕組みだから、住所未入力の状態がそのまま相手に見える。コンビニで使うeギフトも、使用したかどうかのステータスが確認できる場合がある。
ただし、受け取らない理由まで詳細に相手に伝わるわけではないシステム上の通知は比較的簡素な内容となっているため受け取らない理由について相手が推測する余地はあるものの直接的な拒否の意思表示として受け取られない可能性もある。相手には結果として受け取られなかったことは分かるがその理由が意図的な拒否なのか単純に気づかなかったのかは判断が難しい場合が多い。
理由まではバレない。受け取っていない、という事実だけが伝わる。それが拒否なのか、忘れていたのか、気づかなかったのかは相手にはわからない。だから、うっかり忘れていた、という言い訳が成立する余地はある。でも相手が気にする人だと、無視されたのかな、と誤解される可能性がある。
受け取らないと相手が損をすることがある
LINEのトークにギフトが届くのでメッセージが送られた時点で返金ができなくなる。ただしギフトメッセージを送る前であればキャンセルできる。期限内に住所が入力されていないとギフトが配送されないのでキャンセル扱いとなり返金される。
ここが大事。配送ギフトは、住所未入力のまま期限が切れると自動キャンセルされて、送り主に返金される。だから相手が金銭的に損をすることはない。
でもコンビニで使うeギフトは違う。有効期限を過ぎるとギフトは失効し利用できない。返金されるかどうかは商品や状況による。取引完了後は返金されないケースが多い。
コンビニのアイスやコーヒーのバーコードギフトは、期限が切れると失効して、相手にも返金されないことが多い。つまり、相手が払ったお金が完全に無駄になる。数百円だとしても、贈ったのに無駄になった、という不快感を与えてしまう可能性がある。放置は相手に損をさせる行為になりうる。
返金される場合とされない場合の違い
自動キャンセルとなり返金されるケースはメッセージ送信前に期限切れになった場合など。返金されないケースは有効期限が切れて利用不可になった商品など。相手が返金を受けられるかどうかは商品や規約次第。
配送ギフトは住所未入力なら返金される可能性が高い。eギフトのバーコード型は期限切れで失効して返金されないことが多い。この違いを知っていると、放置していいものと、放置してはいけないものの区別がつく。数百円のアイスを放置すると、相手のお金が消える。
角が立たない断り方がある
どうしても受け取りたくない、あるいは受け取れない事情がある場合。黙って放置するより、正直に伝えるほうが関係が壊れない。
キャンセルができない商品も多いため送った本人に事情を伝えて相談するのが基本。
一番いいのは、送ってくれてありがとう、でも近くに使えるお店がなくて、と正直に言うこと。相手も事情がわかれば納得する。無言で放置されるほうが、よほど気まずい。
友人には無視された?と誤解され気まずさが残ることも。恋人には自分の気持ちが軽んじられたと感じることも。
黙って放置すると、無視された、気持ちを軽んじられた、と受け取られることがある。特に恋人や親しい友人だと、ギフトは気持ちの表現だから、それを放置されると傷つく。数百円の物の話ではなく、気持ちの話になってしまう。手書きの手紙の記事でも触れたけど、贈り物には気持ちが乗っている。それを無視すると、気持ちを無視したことになる。
そもそも受け取り拒否の設定もある
LINEでは事前にギフトの受け取りを制限する設定が可能。この設定を行うことでそもそもギフトが送られてこないようにできる。ただしこの設定は全ての人からのギフトを一律で拒否するため特定の人からだけ受け取りたくない場合には適していない。
LINEの設定で、そもそもギフトを受け取らない設定にできる。ただし全員からのギフトが拒否されるから、特定の人だけを避けたい場合には使えない。仕組み上、選択的な拒否はできない。
この話が会話のタネになる理由
LINEギフトを送ったり受け取ったりする人は増えている。手軽さゆえに、こういうモヤモヤも増えている。
受け取らないと相手が損することを知らない人が多い
LINEギフト放置したことある、という話を投げると、ある、という人が出てくる。でもコンビニのeギフトは期限切れで失効して相手に返金されないことが多い、という話をすると、え、そうなんだ、という反応になる。放置したら相手のお金が消えていた、という事実は、知らなかった人にとってショックになる。次からちゃんと使おう、という行動に変わる。
デジタル時代の新しい気まずさとして共有できる
ギフトを受け取らないと未受け取りが表示される、という仕組みは、デジタルならではの可視化。既読スルーと同じで、行動が相手に見えてしまう。手紙やプレゼントなら、開けたかどうかは相手にわからなかった。でもLINEギフトは全部見える。この可視化がもたらす新しい気まずさは、現代特有の悩み。コインランドリーの洗濯物やレジの通し忘れの話と同じで、正解がないグレーな状況にどう対処するか、という話は誰もが自分の経験に照らし合わせて盛り上がれる。

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