深夜0時過ぎに到着したら、フロントに部屋がないと言われた
出張で新幹線が大幅に遅延して、ホテルに着いたのが深夜0時を回っていた。予約時に伝えていた到着時刻は21時。3時間以上オーバーしていた。連絡はしていなかった。
フロントで名前を告げると、少し間があってから、お客様のお部屋はノーショウ処理となっております、と言われた。キャンセル扱いになっていた。部屋は別の人に渡っていた。ノーショウって何ですか、と聞いたら、無断不泊扱いです、と返ってきた。真顔で。
あの瞬間の頭が真っ白になる感覚、忘れられない。知っていれば防げた話だった。
連絡なしで遅れると予約がキャンセルになる仕組み
多くのホテルでは予定時刻を過ぎても連絡がない場合、予約がキャンセルされたと見なす不泊ノーショウとして処理することがある。そうなると部屋は別のお客様に販売され、自身は宿泊できなくなる上、キャンセル料が100パーセント請求されるという事態になりかねない。
部屋がなくなって、キャンセル料まで取られる。最悪の二重パンチ。深夜に宿なし、しかも料金だけ引かれる状態。このルールを知らなかった人が全国で毎日必ず数人は同じ目に遭っていると思う。
チェックイン予定時刻を過ぎそうだと感じたら、その時点でホテルに連絡を入れるのが基本。迷ったときこそ早めの連絡が安心につながる。たとえ10から15分程度の遅れでも、連絡がないと無断キャンセル扱いになるおそれがある。事前決済をしていても油断は禁物。
事前決済済みだから大丈夫だろうという思い込みも危ない。支払い済みかどうかと、部屋を確保し続けてもらえるかどうかは別の話。
食事付きプランは5分でも連絡が必要な理由
食事付きのプランを予約している時は少しの遅れでも必ず連絡する。ホテル側は到着時間に合わせて料理の準備を行っている。
料理は出す時間から逆算して調理している。到着が遅れると、温かいまま出せなくなる。10分の遅れが食事の質を変える。食事付きを予約したのにコンビニ弁当みたいな温度のものが出てきた、という経験をした人は、連絡しなかったことが原因だったかもしれない。
何時まで受け付けてもらえるのか
ホテルのチェックイン時間には明確な基準があるわけではなく施設によって対応が異なる。おおよその目安として15時から23時がチェックインの一般的な受付時間で、それを過ぎるとキャンセル扱いになることもある。
23時を最終受付にしているホテルは多い。24時間対応のホテルもある。予約時に確認していない人が大多数で、当日になって初めて最終時刻を気にする。旅行前のチェックリストに最終チェックイン時刻の確認を入れておくだけで、深夜のトラブルがほぼ防げる。
24時間対応でも連絡は必要という話
24時間対応のホテルでは原則として深夜でもチェックインが可能で明確な最終チェックイン時間を設けていない場合も多く、理論上は翌朝のチェックアウト時間までであれば手続きができる。ただし予約時に申告した到着予定時刻を大幅に過ぎる場合は必ずホテルに連絡を入れる必要がある。
24時間OKでもノーショウ処理をするホテルはある。深夜でも対応できますよ、と予約時に言われたからといって、3時間連絡なしで来ても大丈夫とはならない。24時間の意味は対応できるということで、待ち続けるということではない。
連絡するときのポイント
遅れるとわかった瞬間に電話する、が鉄則。わかった時点、というのが重要で、電車が止まってからではなく、遅延の可能性が出た段階で動く。
伝えるべき内容は2点だけ
予約者名と到着予定時刻の新しい見込み、この2点があればフロントは動ける。理由は聞かれたら答えればいいし、最初から長々と説明しなくていい。○時頃到着の見込みです、部屋を確保しておいていただけますか、この一文で完結する。
メールでも対応しているホテルは増えていて、予約確認メールのアドレスに返信する形で連絡できる場合もある。電話が難しい状況、新幹線の中や会議中でも、メール一本で対応できることがある。予約完了メールはすぐ捨てずに、旅行中はアクセスできる場所に残しておくと役立つ。
この話が旅行前の会話として使える
旅行の話をしているとき、出張の話になったとき。ホテルを使う人は全員当事者になれる話題で、しかも知らなかったが多い。
ノーショウという言葉を知っているかどうかで反応が分かれる
ノーショウって聞いたことある?という問いを投げると、知っている人は意外と少ない。無断不泊という意味と、その結果として部屋がなくなってキャンセル料がかかる、という話を伝えると、え、それ怖い、という反応になる。出張が多い人なら共感が強く、旅行が好きな人には実用的な情報として届く。
深夜0時過ぎに部屋がないと言われた体験談を話すと、その場の全員が他人事として聞けない話になる。知識が旅行の失敗を防ぐ、という構造が一番わかりやすく伝わる話題のひとつだと思う。

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