彼女ができた友人が、ミサンガを右から左に付け替えていた
高校のとき、部活の同級生が突然ミサンガを付け替えた。ずっと右足首につけていたのに、ある日から左足首になっていた。なんで変えたの、と聞いたら、いや別に、と口ごもる。数日後、その友人に彼女ができたことを知った。
あ、そういうことか。左足首のミサンガは、恋人がいるというサインだった。無言のうちに、周りに知らせていた。あの照れくささを含んだ付け替え、今思うとかわいい。
左足首は恋人がいる、または結婚しているという意味
左足首にミサンガをつけると、恋人がいる人や結婚している人にとっては絆の強化やパートナーシップの安定を意味する。左足は心に近いことから感情や愛情を深める効果があるとされている。現在の関係をより深めたいときや恋人との絆を強化したいときにおすすめ。
左足は心臓に近い側。だから感情や愛情に関わる、という考え方。すでに関係がある人が、それを守り、深めるためにつける場所。新しい出会いを求める右足首とは、目的がまったく違う。
足首にミサンガをつける場合の意味は、左足首は恋人がいるまたは結婚していることを示し、右足首は恋人を探している状態を示す。
つまり、左足首のミサンガは既婚指輪に近い機能を持っている。恋人がいます、というサインを、言葉を使わずに発信している。相手に伝えたいのではなく、自分の状態を静かに示すもの。
守りと安定を願う場所でもある
守りや安定がほしいなら、落ち着いた色と左足首。
恋愛に限らず、左足首は守りの場所とされている。攻めの右足首に対して、守りの左足首。今あるものを守りたい、失いたくない、安定させたい。そういう願いに向いている。
新しい何かを求めるのではなく、今あるものを大切にする。この違いが、左右の本質的な差だと思う。
なぜ左が心に近いとされるのか
心臓が左にあるから、というのが表向きの理由。でも、それだけじゃない気がする。
西洋の伝統では、左手の薬指に結婚指輪をはめる。左手の薬指から心臓に直接つながる血管がある、という古代エジプトやローマの言い伝えが由来とされている。医学的には正しくないけど、この考え方が何千年も生き残っている。
左イコール心、という感覚は、文化を超えて共有されている。ミサンガの左足首も、その延長線上にある。愛情に関わるものは左側につける。この感覚の根っこは、かなり深いところにある。
足首につけること自体に守りの意味がある
昔は悪いものが地を這うように地面から来ると信じられていた。そのため足首にアンクレットをつけることにより身を守ることができると考えられており魔除けやお守りとして重宝されていた。
足首は、地面から来る悪いものを食い止める場所。魔除けの意味がある。左足首に守りのミサンガをつけるというのは、心に近い側で、地面から来るものを防ぐ、という二重の守りになる。
恋人との関係を守る。悪いものから守る。この2つの守りが、左足首に重なっている。
左足首に合う色を選ぶ
場所が決まったら、次は色。
関係を深めたいならピンクと白
恋愛運をアップさせるためにはピンクと白またはピンクと赤のミサンガの組み合わせがおすすめ。ピンク色は恋愛運を象徴し白色は新しい始まりやリセットを意味する。ピンクと赤の組み合わせは情熱的な愛を引き寄せる効果が期待できる。
ピンクは恋愛、白は健康と落ち着き。この組み合わせは、穏やかで長続きする関係を願う色。すでに恋人がいる人が、その関係を安定させたい場合に合う。
落ち着いた関係を望むなら青系
青は信頼、誠実、安らぎを象徴し、一時の感情に流されない落ち着いた愛を育む助けとなる。仕事や勉強と恋愛を両立させたい場合にも適している。
情熱より信頼。燃え上がるより、長く続く。そういう関係を望むなら青系。左足首の守りの意味と、青の誠実さは相性がいい。落ち着いた大人の関係を願う人向け。
茶色は家庭の意味を持つ
茶色は家庭の安らぎと温もりを表現する。結婚を意識している人や、すでに家庭を持っている人に合う色。左足首と茶色の組み合わせは、恋愛から一歩進んだ、暮らしを守る願いになる。
切れるまで外さない、というルール
願い事を込めてつけるミサンガは糸が切れるまでつけていると願いが叶うとされている。特に願いを込めたミサンガの場合、外してしまうとその願いが叶わなくなる恐れがあると言われる。
自分で外さない。自然に切れるまで待つ。左足首は靴下や靴に隠れやすいから、手首より人目につきにくい。だから長期間つけていても、日常生活に支障が出にくい。仕事でアクセサリーがつけられない人でも、足首なら大丈夫、というケースが多い。
ただ、足首は摩擦が多い場所でもある。靴下との擦れ、靴の締め付け。だから手首より早く切れることがある。早く切れたから願いが早く叶う、というわけではないけど、切れやすさは覚えておくといい。
この話が会話のタネになる理由
ミサンガをつけたことがある人は多い。でも左右の意味を知らずにつけていた人がほとんど。
左足首は恋人ありのサインという意外性
左足首のミサンガって恋人がいるサインらしいよ、という話をすると、え、知らなかった、という反応が来る。無自覚に何かを発信していた可能性がある、というのは、ちょっとした気まずさと笑いを生む。指輪と同じような役割を、ミサンガが果たしていた。
付け替えた瞬間に何かがわかる、という観察の面白さ
右から左に付け替えた友人の話をすると、なるほど、という反応になる。言葉にしなくても、体につけたもので状態が伝わる。感情を直接伝えるのではなく、記号として渡す。手書きの手紙の記事でも書いたけど、伝えたい気持ちを別の形に包んで届ける、という構造がここにもある。
ミサンガの左右の話から、人が何をどう伝えているかの話に広がっていく。恋バナとしても、文化の話としても盛り上がる。学生時代の記憶を引き出す力もあって、雑談としてかなり強い話題になる。

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